【カナダネット契約】安い・使い放題・解約自由が揃ったプロバイダー、OXIOが完璧すぎた
国が変わればインターネット事情も様々。
カナダでこれから初めてインターネットの契約するよってなると、会社もシステムも違っていてどこがいいのか迷いますよね。
私も最初は英語に不安もあったりして、ちゃんと契約できるのか不安しかありませんでした。
今回は、私が現在契約中の安い・使い放題・いつでも解約自由の3拍子そろったプロバイダー、OXIO(オキシオ)を紹介したいと思います。
カナダのインターネット事情
実は、カナダのインターネット料金は日本に比べると少し割高です。
大手プロバイダー(TELUSやSHAWなど)で、容量無制限・ハイスピードなどのプランを選ぶと月額100ドルは優に超えることも。
また、日本と同じく2年契約が一般的のため、ワーキングホリデーや留学など一時滞在の人にとってはそこがネックでした。※月ごとの契約もできますが、長期契約に比べると割高になります。
そして、これは国土が広いカナダならではという感じですが、州によってサービス展開しているプロバイダーに違いがあります。
バンクーバーのあるBC州やトロントがあるON州など比較的人口が多い場所では選択肢も豊富にあるのですが、人口が少ないエリアになるとほぼ一択ということもあるようです。
もし、住んでいるエリアごとにどんなプロバイダーがあるか知りたい場合は、PlanHubというサイトでチェックすることができます。
エリアごとにおすすめプロバイダーとプランを一覧で見ることができ、口コミもあるので参考になりました。
OXIOはお手軽価格でサービスも充実!
各プロバイダーが様々なプランを提供しているので、人によって良いプランは違ってくると思いますが、もし以下のような条件で探しているのなら、OXIO(オキシオ)は特におすすめだと思います。
OXIOはケベック州、オンタリオ州、ブリティッシュコロンビア州、アルバータ州、マニトバ州、サスカチュワン州と広範囲でエリア展開している新興企業です。
価格は大手よりも割安で、データ容量無制限・契約期間の縛りがないのでどれくらい住むのか予想がつきにくい留学生にも優しいサービスとなっているのが特徴です。
また、月々の基本料金にモデムやルーターなどのレンタル代が加算されるプロバイダーも多い中、OXIOは機器類も無料で用意してくれるのも高ポイントですね。
これは私が住んでいるアルバータ州在住者向けの料金になります。エリアによって多少料金は前後しますが、一番人気のプラン(黒枠)で50ドルを切るのはかなり優秀だと思います。
私もこの黒枠のプランで契約してますが、動画みたりネット検索する分には十分すぎるくらい動いてくれるので満足しています。
ちなみにオレンジ線は、30Mbpsが下り(データ受信時)、5Mbpsが上り(データ転送時)の通信速度を表しています。
OXIOによると、下りが30Mbpsあれば、NetflixのHDストリーミングや最大3台までのテレビ視聴、音楽再生が快適にでき、バックグラウンドで音楽を連続再生することも可能だとのことです。
1~2人暮らしであれば黒枠のプランで十分快適そうですね。
問い合わせもテキストですぐに対応
OXIOでは、プランについての質問や接続トラブルなど問い合わせしたいときは、メールやSMS、Facebookのメッセンジャーを使って、いつでも連絡をとることができます。
私も契約前にどうしても確認したいことがあって、夜にテキストを送ったのですが、その2,3分後にはもう返信が返ってきていて、迅速さにびっくりしました。
電話対応がないことで心配される方もいらっしゃるかもしれませんが、テキストのみでも対応は早いし丁寧なので、その辺は全然心配いらないんじゃないかなと思います。
契約から開通まで
契約も開通作業の日取りもすべてオンライン上で完結します。
開通作業は業者さんが来てくれるので、契約時にその日程も選択できるのですが、私のときは最短で1週間先にしか申し込めなかったので、入居後すぐにインターネットを使いたい場合は早めに手続きすることをおすすめします。
※早めに申し込んでも、料金はネットが開通した日からなので心配しなくても大丈夫ですよ。
契約が済むと、1週間くらいでモデムやルーターなどが入った箱が届きます。
この時点では組み立ててもネットはまだ開通していないので、業者さんが来るまで大事に保管しておきましょう。
あとは開通作業を待つだけ。
OXIOが必要な機器類を用意してくれるので、基本的にはこちら側で何か用意する必要はないのですが、唯一必要なのが同軸ケーブル(WIFI機器をつなぐためのケーブル)です。
私のときは、設置に来てくれた業者さんが自前のケーブルを取り出して繋いでくれたので、私が用意していたケーブルの出番はなかったのですが、基本的には自前のものを使うらしいです。
ちなみに、同軸ケーブルは英語でCognitive Cableと言い、Canadian Tire(カナディアンタイヤ)などのホームセンターで手に入ります。
どこから電源を取っているのか、どのケーブルが生きているのかなどいろいろチェックして設置する場所を決めてくれました。
もし、アパートなど集合住宅の場合は、そういう電気系統をまとめて管理している部屋に入る必要があるかもしれないので、事前に建物を管理している方に連絡を取っておくと当日スムーズだと思います。
アプリで通信管理
開通作業が終わって、ルーターのランプがすべて緑に点灯したら、いよいよ準備完了。
OXIOのアプリをスマホに入れて、WIFIネットワークの名前とパスワードを設定したら、すぐに使えるようになります。
アプリではどれくらいの容量を使用したか、ネットワークに繋がっているデバイスの数なども確認できます。
プロモーションコードで1ヶ月無料に!
数あるプロバイダーの中でも至れり尽くせりのOXIOですが、以下のコードを契約時に入力すると、なんと1ヶ月分の通信料が無料になります!
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契約期間の縛りもないので、ひとまずお試しでという方もトライしやすいのではないでしょうか。
OXIO利用にあたってのQ&A
私自身、現在進行中でOXIOを利用していて、そのコスパの良さや融通が利く点にとても満足しているため、どうしても「OXIO良いよ~」っていう内容が多かったかと思います。
それだけおすすめできるプロバイダーだと思っているのですが、実際契約するとなるといろいろ気になることも出て来るかと思います。
なので、ここではよくある質問について少しまとめたいと思います。
また、OXIOのヘルプセンターでも網羅されているので、それ以外で知りたいことがある場合は、そちらも併せてご参照ください。
解約する場合はどうしたらいいの?
OXIOは実店舗を持っていないので、解約したい場合はその旨をメールやチャットで伝えましょう。上記のヘルプセンターのページから問い合わせできます。
また、解約には以下の情報が必要なので、忘れずに記載してください。
- 解約希望日
- お客様のお名前(フルネーム)
- OXIOのアカウント番号
- 電話番号と住所
解約手続きが済んだら、2週間以内にモデムとルーターをOXIOに送り返します。
送り先などの詳細はOXIOから連絡が来るので、そちらの指示に従ってください。
カナダポストから送れるみたいのなので手軽で良いですね。
注意としては期限が2週間ということ。超過してしまうと手数料20ドルが取られてしまうので、解約が済んだらすぐに返却することをおすすめします。
引っ越しする場合の手続きは?
「たった43秒で引っ越しの手続きも完了!」というのが宣伝文句になっているくらい、OXIOでは簡単に手続きができてしまいます。
動画の通り、引っ越し先の住所を入力して、開通作業の日程の希望を選択すれば、あとは業者さんの到着を待つばかり。
引っ越し先での開通作業もOXIOにお任せできるのはとてもありがたいですよね。
注意点としては、カナダの引っ越しシーズンである夏は開通作業の予約が重なり、通常よりも時間を要する可能性があるということ。
引っ越しの予定が決まった段階で早めに手続きを行っておくと安心だと思います。
まとめ
カナダにいつまで滞在するかわからないという状況下では、違約金なども気になったりして長期契約しにくかったりしますよね。
OXIOではいつでも解約自由で、モデムやルーターなどの機器も無料で貸してくれるので、そんなカナダ在住者にもぴったりだと思います。
以下のコードで1ヶ月無料になるので、ネット契約どこでしようと悩んでいる方はぜひ試してみてほしいなと思います。
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カナダでベースメントに住んでみた。快適に過ごすためには物件の見極めが大切!
わたしたちがバンクーバーにやってきて最初に住んだ家がベースメント(地下室)でした。
日本の一般的な家にはあまり馴染みがないので、住む前は「なんだか寒くて薄暗そうだなぁ」とあんまりいいイメージは持っていませんでした。
ですが、住めば都とはよく言ったもので、実際住んでみると意外と快適に住めたんですよね。気づけば1回も引っ越すことなく9か月が過ぎました。
今回は、ベースメント生活を快適に過ごすコツを書いていきたいと思います。
ベースメントって何?
ベースメントは一軒家の地下部分を指していて、お家によって半地下だったり完全地下の場合とがあります。
カナダの冬はとても厳しいため、地面が凍ることで家が傾くのを防ぐために、基礎を深く作る文化が根付いたようです。その過程でできた空間を部屋にしたのがベースメントですね。
半地下な分、家賃がお安めのベースメントは留学生や移民してきたばかりの人が最初に住む家として選ぶことが多いように思います。
賃貸にする以外には、ゲスト用にしたりビリヤードやスクリーンを置いてお楽しみ部屋として使われることもあるようです。
ベースメントに住むメリット・デメリット
ベースメントは私たちに馴染みのあるいわゆる普通の部屋と違い、特徴的なのでそれ自体の造りや人によって好みが分かれます。
ここでは私が実際住んで感じた、メリット・デメリットをざっくり書いていきます。
まずは、いいところから。
- 比較的安い賃料
- 家主と直接交渉しやすい
- 夏は涼しい
- こちらが出す音はあまり漏れない
- 家の作りによっては天井が低く暗い
- 上の階の住人の生活音が結構聞こえる
- 冬は冷えやすい
- 洪水など災害時の不安
【メリット1】家賃が抑えられる
半地下・完全地下な分、メインフロアに比べると家賃が安く抑えられる点が魅力です。
特に都市部では家賃上昇が甚だしいので、日本に住んでいた感覚でアパートメントを借りようとすると、とんでもないお金が毎月掛かってしまいます。
私たちがバンクーバーにいた時、アパートメントの1ベッドルーム(日本でいうと1LDK)の平均家賃は$2000を超えていました。稼ぎも安定しない留学生には到底支払えない額ですよね、、、。
しかし、一軒家のベースメント(1LDK)を借りていた私たちの月々の家賃は$1300ほど。シェアハウスを卒業して一人暮らしをしてみたくなったときでも、ベースメントならなんとか借りれるくらいの物件を見つけやすいのかなと感じました。
【メリット2】家のオーナーと交渉しやすい
これは人によってはメリットにもデメリットにもなり得るので、いれるか迷いましたが、私個人的にはカナダに来て日が浅い人にとってはメリットが上回るのではないかと思っています。
というのも、アパートメントを借りようとすると所得証明やクレジットヒストリー、レファレンス(問題のある人物ではないか前の大家さんに記載してもらう)など、審査が必要なんですね。
もちろん、収入がなくても銀行の残高証明などの代替手段を受け入れてくれる不動産会社もありますが、身元の不安定さから契約まで結びつかないことも多いです。
一方、一軒家のベースメントは家主が個人で入居者を募集していることが多いので、直接交渉がしやすいです。
ラッキーなことに、日本人は「きれい好きで静か」と好印象を持ってくれることも多いので、用意できない書類があってもできるかぎり代替手段で補う姿勢と誠実さをアピールすることで、快く貸してくださる大家さんに出会えることも。
【メリット3】暑い夏でも涼しくて快適
寒い国という印象が強いですが、夏場は30度以上になることもあるカナダ。
カナダではエアコン備え付きの家は一般的ではないので、特に高層階の日当たりがよい部屋だと暑いようです。
一方、ベースメントは地面に埋まってる面積が多いからか、まるでクーラーが効いているかのように涼しいです。外に出たときに、気温差にびっくりすることも、、、。
【メリット4】音漏れを気にしなくてもよい
カナダの一軒家は比較的新しい家でも、壁が薄いのか上の階の物音や生活音が結構な音量で響きます。
が、不思議なことにベースメントで出す音って、あまり上に漏れないんですよね。
こちら側が出す音に関しては気を遣わずに生活できる点ではありがたいかなと思います。
【デメリット1】家によっては天井が低く、薄暗い
物件探しでいくつかベースメントを見て回りましたが、家の造りによってかなり住み心地が違ってくると感じました。
半地下とは感じないくらい、日当たりもよくて広々しているところもあれば、「ここに本当に住むの?」と思うくらい天井も低くて薄暗い部屋もありました。
これは家探し全般に言えることですが、写真では明るくて綺麗にみえても実際は全然違ったということも多々あります。
ベースメントの場合は特に自分の目で見学して、光の量や窓の大きさ、数などを確かめることをおすすめします。
【デメリット2】上の住人の生活音が気になる
先ほども少し触れましたが、上の階の居住者の生活音や足音が結構聞こえます。
小さい子供がいると、おもちゃで遊んだり走りまわったりする音が気になったりすることもあるので、音に敏感な人は上にどんな人が住んでいるのか確認しておくといいと思います。
ちなみに私が一時期お世話になっていたお家には大型犬がいて、歩くたびにカチャッカチャッと足音が聞こえていました。あの辺歩いてるなーというのが分かって微笑ましかったです(笑)
【デメリット3】冬は冷えやすい
夏は涼しく過ごせるベースメントですが、冬になるとより一層寒くなります。
カナダの家は部屋全体を温めるシステムが完備されていますが、家が古かったりすると効きづらかったりするようです。
冬場はどんな感じか大家さんや前の住人に確認とれる場合は聞いてみてもいいかもしれません。
心配な場合はなるべく築年数が新しくて、ベースメントでも暖房の調節ができるタイプを探すと、冬でも快適に住めそうです。
【デメリット4】洪水など災害時の不安
最近はカナダでも災害が多くなってきています。
川の近くで過去に大雨で浸水した地域の場合、ベースメントに住むのは不安が残りそうです。
地面より低い位置にあるベースメントはどうしても水が流れ込みやすいですからね。
少し小高いところや川から離れている場所など、立地にも少し目を向けるといざというときに安心かなと思います。
【カナダ国内線搭乗】格安WestJet航空でバンクーバーからカルガリーまで約1時間半で移動!
今回は、バンクーバーからカルガリーへ引っ越すにあたり利用した、ウェストジェット(WestJet)航空について書いていきたいと思います。
日本ではあまり知られていませんが、カナダではエアカナダに次いで2番目の規模を誇る航空会社のようで、便数も多いしチケットのお値段もお安めなのでおすすめです。
預入荷物の支払い、チェックインまで全てオンラインで完結
ウェストジェット航空はオンライン化がかなり進んでおり、ほとんどの手続きをオンライン上でできます。
事前に預入荷物の支払いやチェックインを済ませておけば、あとはスタッフに搭乗券を見せるだけなので、英語が苦手な人でも安心です!
注意が必要な点としては、エコノミーの場合、預入荷物は1つ目から手数料が発生すること。
また、2022年6月1日以降から、フライトの24時間前を経過すると預入荷物の手数料が上がるので、それまでに支払っておくことをおすすめします。
ちょっと表がややこしいですが、Pre-payが事前支払い、Check-inがフライト24時間前を過ぎてからの支払い(空港での支払い含む)を表しています。
オレンジ枠の一番安いチケット(Basic)を例に挙げると、Check-in支払いになると10ドル上乗せされていることが分かると思います。
1つ目、2つ目の預入荷物は、オンラインでのチケット購入時に一緒に支払えるので、忘れそうな方は、一緒に手続きしてしまいましょう。
3つ目以降はいつ払っても料金は変わりません。
ちなみに預入荷物のサイズ・重さは、一般的な航空会社と同じで、3辺が157㎝・23㎏以内です。
あと、あまり需要はない情報と思いますが、預入荷物は1人4個までです。荷物が少ない人なら、引っ越しの荷物も全部持って行けちゃいますね。
私たちも家具とか大きい荷物はなかったので、預入荷物5つですべて持っていきました(笑)
州を跨ぐとCanada Postなどの配送料も結構する上にいつ届くかも読めないので、案外飛行機で一緒に飛んでよかったです。
機内持ち込み荷物と座席指定について
荷物繋がりで、機内持ち込み荷物についても書いておきますね。
ウェストジェットでは以下のサイズであれば1つずつ機内に持ち込めます。
- Carry-on baggage(手荷物):53 cm x 23 cm x 38 cm以内
- Personal item(身の回り品):41 cm x 15 cm x 33 cm以内
重さの指定は特になく、空港で量ったりしなかったのでそのあたりは結構緩いのかもしれません。サイズもあまりに大きすぎるものでなければそこまで厳密ではなかったです。
エコノミーの一番安いタイプだと座席指定はできず、勝手に決められます。座席代を払えば変更もできますが、30~40ドルくらいします。
オンラインチェックイン・搭乗の流れ
フライト24時間前になると、オンラインチェックインができるようになります。空港での手続きも減らせるのでやっておくことを強くおすすめします!
パスポート情報などの個人情報の確認、預入荷物がある場合の支払いくらいなので5分くらいもあれば簡単にできました。
あとは、当日空港でウェストジェット航空のカウンター付近にある機械で、搭乗券と受託荷物用のシールを発行すればOK!
搭乗券はペラペラの紙で出てきました(笑)
カウンターに並んで、スタッフに搭乗券を渡します。預入荷物がある場合はここで重量も量り、チェックが通ったら自分で荷物をベルトコンベヤーに預けて終了。
ここでまた1つ注意点!
オンラインチェックインで手続きにかかる時間を減らせるとはいえ、その後のセキュリティチェックに長蛇の列ができていることもあるので、時間に余裕を持って空港に到着したほうがいいです。
特にバンクーバー国際空港では深刻なスタッフ不足のようで(2022年4月現在)、フライト前になるとセキュリティチェックにすごく並ばないといけず、中にはチェックが間に合わず乗り遅れた人もいるみたいです。
私たちのときも、フライト1時間半前にはもうすでに長い列ができていて、4,50分並ばないといけませんでした。
フライト
バンクーバーからカルガリーまでおよそ1時間半の空の旅ですが、実質飛んでる時間は1時間くらいなのであっという間でした。
あいにく窓側の席ではなかったのと、天気が悪かったので景色は楽しめませんでしたが、晴れるとロッキー山脈がよく見えるみたいです。
途中で飲み物とスナック菓子のサービスもあるので、割と快適でした。
私たちは、16時にバンクーバーに飛んで、カルガリーには18時半に到着しました。隣の州といえども時差が1時間あるところが、カナダの大きさを物語っていますね。
VGC International Collegeの大学進学準備コースは予想以上にハードだった件
私立語学学校というと、イベント盛沢山で勉強オンリーじゃなく楽しみながら英語を学べるイメージを勝手に抱いていた私。大学進学準備コースはさすがに少し厳しくなるだろうけど根本は変わらないだろうと舐めていました。
ところが蓋を開けてみれば、イベントどころか日々の自由時間もまともに取れず、課題に追われる日々。
よくカレッジや大学付属の語学学校は厳しめで、私立語学学校は遊びと勉強を両立したい人向けだと言われますが、大学進学コースに至ってはその限りではないと通ってみて強く思いました。
今回は、私が通っていたVGC International Collegeの大学進学準備コースで学んだことなどについて書いていこうと思います。
VGC International College
VGC International Collegeはバンクーバーのダウンタウンに2つ校舎を持つ私立の語学学校です。
いろいろなクラスがありますが、私が受講していたのはUniversity Preparation(大学進学準備コース)です。他にも、Global English(一般英語)やIELTS Preparation(IELTS対策)などもあり、学びたい分野に合わせて選ぶことができます。
University Preparation(大学進学準備コース)について
University Preparation(大学進学準備コース)、以下UPコースはその名の通り、大学やカレッジ進学を目指している人向けのプログラムです。
大学やカレッジの授業についていけるだけの英語力を養うだけでなく、このコースをある一定以上の成績で卒業すると提携している大学やカレッジの英語要件を満たしたとみなされるため、留学生にとってはまさに一石二鳥のシステムというわけです。
VGCのUPコースはBC州内を中心に私立、公立問わずいくつかの大学・カレッジと提携しています。
対象者とレベル
UPコースでは、英語を学ぶ段階を脱して、英語を使って何かを学ぶ練習をすることに重きを置いているため、一定の英語力を必要とします。そのため、VGCではレベル5以上かつテストに合格した人のみが入れます。
テスト結果は公開されないので合格基準は分かりませんが、IELTSを模した問題が出ました。リーディングとライティング合わせて1時間半でした。
スピーキングとリスニングは問われなかったので、アウトプットが苦手な人にもチャンスはあります。
※とはいうものの、UPコースの生徒はある程度話せることが大前提なので、スピーキングが苦手だとグループワークなどでついていけなくて苦労するかも、、、。
VGCのUPコースはIntermidiate(中級)とAdovanced(発展)の2クラスあり、テストの結果でどちらかに振り分けられることになっていますが、ほとんどはIntermidiateスタートになると思います。
授業内容
どちらのクラスも1ヶ月周期で、通常は2か月目の成績でIntermidiate(中級)の場合はレベルアップできるかどうか、Adovanced(発展)の場合は各大学やカレッジの英語基準を満たせるかどうかが決まります。
※Intermidiateクラスの生徒の中には、好成績を収め、1ヶ月で次のAdvancedに進む人もいました。
成績は、主に出席率、エッセイ・プレゼンテーション、IELTSの模擬テストなどで総合的に判断されます。
Intermidiate(中級)クラス
Intermidiateクラスの一番最初の授業は、UPコースでの心構えについてでした。先生曰く、ほとんどの子が一般英語のコースから移行してくるので、最初はあまりの違いに戸惑うからだそう。これが先生の新しく入ってきた子に対する口癖でした(笑)
最初の1ヶ月はうまく行かなくても落ち込まないで!
あと、睡眠大事!
1ヶ月でこなす主な課題です。
- 700文字前後のアカデミックエッセイを1本
- 個人のプレゼンテーション(10分)とグループプレゼンテーション(1人5分)
- 2週に1回のIELTS模擬テスト
- 2週に1回のライティングテスト
- 2週に1回の単語テスト
私が特に苦戦したのは、エッセイでした。文字数は少なくても学術的なエッセイに近いものを仕上げなくてはいけないので、参考文献として膨大な英語論文の中から使えそうな情報を探す必要がありました。エッセイの8割はこの文献探しに費やし、本当に骨の折れる作業でした。
本来は自分で読むべきなんですが、あまりにも時間がなくてDeepl翻訳に丸投げしたことも(笑)
Adovanced(発展)クラス
Adovancedクラスでも難易度がさらに上がるだけでする内容は変わりません。
- 950文字以上のアカデミックエッセイを1本
- 1350文字以上のアカデミックエッセイを1本
- グループプレゼンテーション(1人5分)
- 2週に1回のIELTS模擬テスト
- 2週に1回のライティングテスト
- 2週に1回の単語テスト
プレゼンテーションの回数は減りますが、その分エッセイのノルマが月に2本に増えます。
また、エッセイの内容もより本格的になり、求められるレベルも高くなります。参考文献からただ引用するだけでなく、そこから独自の考えを導きだすことを求められました。エッセイのトピックは自由に決められますが、慎重に選ばないと内容を膨らませられずに自滅しかねません。
また、剽窃行為(不正行為)に対してもとても厳しく、すでに存在している論文のコピーをしていないかもチェックされました。
文献の引用ルールなどを頭にしっかり入れておかないと不正とみなされる可能性があるので要注意です。
課題について
短い期間の中でたくさんの課題が詰め込まれるので、タイムマネジメントと健康管理が何よりも重要です。
絶対に課題を後回しにしないこと、授業が始まったばかりのころはまだ少し余裕があるので巻けるところで巻いておくこと、そして睡眠と食事をしっかり摂ることを意識していました。
それでも、私は決して要領が良いタイプではなかったので、毎日4~5時間費やしてもエッセイやプレゼンテーションなど大きい課題をこなすので精一杯で、単語テストなどはほとんど勉強出来ず仕舞いでした。
また、エッセイの添削では文法や語彙の誤りなどがあったとしても細かくチェックが入ることはありません。基本的な文法はすでに身についていることが前提とされているからです。
かといって文法エラーばかりのエッセイでは良い成績は取れないので、Grammarlyのような構文チェックツールは必須です。
クラスの雰囲気など
私が通っていたころは、コロナの影響があり、クラス内にオンライン組と教室で受ける組が混在していたので、1クラス18人前後と多めの人数でした。
日本人の割合は5、6人で、残りはメキシコなどの中南米出身者、韓国や台湾で占められていました。
大学やカレッジ進学を目指している人ばかりなので、勉強に対して熱心な人が多かったですよ。年齢層も高校卒業したての人から社会人まで様々でした。
先生との関係
私立の語学学校らしく、UPコースでも先生との距離は近く、フレンドリーな先生ばかりでした。
また、オフィスアワーという、授業後に先生と自由に話せる時間が設けられているので、課題のアドバイスをもらったり苦手分野の特訓に付き合ってもらったりすることができます。
私は、ライティングのテストでいつも時間内に書き終えられなくて悩んでいた時期があったので、毎日先生にお題を頼んで添削してもらっていました。
このように先生との関係を築きやすく、先生も個人個人をしっかり見てくれるので、課題や授業が辛くても乗り越えることができました。
まとめ
私立の語学学校では生徒のニーズに合わせて多彩なプログラムを提供しているのですが、どうしても楽しく学べるというところが強調されていて、選択するコースによっては厳しい部分があることはあまり知られていないように思います。
たくさんの課題や過密スケジュールでしんどい部分もありますが、私立語学学校のフレンドリーさや面倒見の良さはそのままなので息苦しさは感じずにやっていけるかなと。
当時は早く終わってくれと思ってましたが、今となっては大学・カレッジで必要とされるスキルを短期間で学べてよかったなと感じています。
▼ランガラカレッジの付属語学学校LEAPに通ったときのはなし
Langara CollegeのLEAPに通ったのでどんな勉強をしたか書いてみる
バンクーバーにはたくさんの語学学校があるのですが、私は一時期Langara College(ランガラカレッジ)の付属語学学校LEAP(リープ)に通っていました。
今回はLEAPでどういうことを学んだのかやクラスの雰囲気などを紹介していきたいと思います。
LEAPプログラムについて
LEAPはLangara English for Academic Purposesの略で、ランガラカレッジが提供している英語学習プログラムのことです。
ランガラカレッジはイーストバンクーバーの閑静な住宅街の中にある公立カレッジで、大学編入コースから実社会で必要とされる技術を身に着けるコースまで様々なプログラムを提供しています。
他のカレッジでは入学の際に求められることが多い高校の成績証明が必要ないので、留学生にも人気のあるカレッジです。
LEAPはランガラカレッジの付属語学学校という位置づけなので、一番上のレベルを卒業するとそのまま本科に移行することができるのがウリです。実際は一番上のレベルに達する前にIELTSなど外部の英語試験やランガラカレッジの入学試験でパスする人が多いみたいですが、、、。
入学前にはレベル分けテストがあり、LEAPベーシックからLEAP8のどれかにクラス分けされます。各レベルとも7週間周期で、70%以上の成績を取ると次のレベルにいけます。先生曰く、まれに90%以上取る生徒が出てくるらしく、その場合は一つ飛ばしでレベルアップするそう。
授業内容
レベルにもよりますが、基本的にはアカデミックイングリッシュ中心になります。
段階的にエッセイの書き方を学んだり、プレゼンを通してグループでのコミュニケーションの取り方を学んだりと、今後カレッジや大学の授業で困らないようにカリキュラムが組まれている印象でした。
特に特徴的なのが、ライティングはもちろんのこと、リスニングやリーディング課題でも自分の手で文章を書くということに重きを置いている点です。
なるべくGlammaryやDeeplなどの便利なツールは使わないで、今持っている知識や語彙を使って自分の言葉で書くように指導されました。
また、授業中にはペアワークやグループワークの時間もあり、話す機会もそこそこあったように思います。
LEAP4
私はプレイスメントテスト(入学テスト)の結果で、レベル4からのスタートでした。クラスの3分の2がレベルアップしてきた人たち、残りが私と同じようにレベル4からのスタートという感じでした。
週に一度テキストが配られ、それに沿って授業するのですが、量が多いのでガンガン端折っていきます(笑)
エッセイの書き方の基本(Introduction・Main・Conclusion)も習います。
授業や宿題で何回も型に沿って書く練習をするので、だんだんと体に叩き込まれていきます。テストでも内容云々よりもいかに型通りにまとまっているかを見られました。
また、グループプレゼンテーションも2回ありました。1回目は1人3分ほどで、2回目は5分ほどテーマに沿って話しました。
LEAP5
レベル5になると、流暢に話せる人も多くなってくるので、スピーキングが苦手な私はグループワークなどで苦労しました。
テキストの内容は、カナダのこと(先住民や文化、社会問題など)がメインになっているので読んでいて面白かったです。
また、大学の講義ではノートテイキングが重要になるようで、ノートを早く取れるように省略記号(↑や&みたいなやつ)を学んだり、読み物に線を引いたり補足を書いて理解を深める練習を授業でしました。
エッセイの書き方もLEAP4よりはもう少し細かくなり、トピックに対してのアイデアの膨らませ方とかも習うようになりました。
宿題について
LEAPはほかの語学学校に比べてカリキュラムが厳しく、宿題も量が多いと言われています。ランガラカレッジのホームページには、1日2時間から4時間の宿題が出ると書かれています。
実際、私も平均2時間くらい、プレゼン前はもう少し時間がかかっていました。これを聞くとちょっと身構えてしまう方もいるかもしれませんが、LEAPは授業時間が1日4時間ほどと短いので、宿題が多かったとしても寝不足にはなったりしないので大丈夫ですよ。
私個人的には、LEAPの前に通っていた私立語学学校の大学進学コースの方が短期詰め込みでよっぽど辛かったです。LEAPは1レベル7週間かけて進んでいきますし、だいたいの人はレベル3~5スタートなのでいきなりついていけないほどの授業や宿題に苦しむことはないと思います。
クラスの雰囲気など
LEAPは1クラス18人前後でした。中国系を中心にアジアからの生徒が多いですが、メキシコやブラジルなど中南米出身の人も結構います。
日本人はクラスに1人から3人と、私立語学学校に比べるとだいぶ少なめなので、日本人が少ない環境を求めている方には穴場だと思います。(バンクーバーは日本人が多いので私立語学学校では思っていた以上に日本人だらけということも。私がLEAP入学前に通っていた語学学校では8割日本人のクラスがありました。)
また、年齢層も比較的バラバラです。BC州では永住権や市民権を持っている人は公立語学学校の授業料が無料のため、留学生だけでなく移民してきた人も学び直しだったりキャリアアップのために学びに来ているからです。
しかし一方で、私立語学学校に比べるとクラスの人数は多いため、自分から積極的に発言する機会を作らないと1日ほとんど話さなかったということにもなりかねません。
いかに前に出れるかがLEAPでスピーキング力を鍛えるための鍵です。
先生との関係
昔からなのかどうかはわかりませんが、私が通っていたときは1クラスに2人担当の先生がいました。週の半分はA先生、残りはB先生というような感じですね。
私立語学学校は若い先生が多いのに対して、LEAPの先生方はベテランが多く、落ち着いた雰囲気でした。
また、私立語学学校はイベントやアクティビティなどで先生と仲良くなる機会も多いですが、LEAPではそのようなイベントはほとんどない上に、先生は他にもクラスを持っているので、あくまで先生と生徒の関係です。
これを良しとするかどうかはその人にもよりますが、勉強に集中したい人にとってはいい環境だと思います。
まとめ
将来的に本科で専門分野を勉強したいと考えているクラスメイトが多いこともあり、ランガラカレッジに進学予定の方には特におすすめだと思います。
- ランガラカレッジ本科に進学予定の人
- エッセイやプレゼンテーションを体系的に学びたい人
- 日本人が比較的少ない環境で学びたい人
- 若い人が多い私立語学学校のノリに合わない人
一方で、アカデミック英語+クラスの人数が多いことから、日常英会話などのスピーキング能力はただ授業を受けているだけではあまり伸びないと思います。
もし、スピーキング能力の向上に重きを置くなら、クラス内で友達を作っておしゃべりするとか積極的に発言するなど別のアプローチも必要かなと感じました。
私の場合は性格的に前に出るタイプではなかったので、話すことに慣れる目的もかねて学校の授業と並行してオンライン英会話を受けていました。
学校でとっさに言えなかったことをレッスンで見直したり、プレゼンの予行練習につきあってもらったりとスピーキング強化のためにかなりお世話になりました(笑)
バンクーバーでカナダ人の友だちを作るのは難しい!?
留学やワーキングホリデーの醍醐味の一つといえば、現地の人との交流ですよね。英語の勉強にもなるし、せっかくならローカルの友達ができたらいいなと思っている方も多いのではないでしょうか?
しかし、実際はそう上手くいかないことも、、、。その原因は本人の積極性や英語力もあったりするのですが、案外見逃されがちなことでその地域性によるものが大きい場合もあります。
今回は、私が8か月ほど住んで感じたバンクーバーという街の特色と友達作りの難しさについて書いていけたらと思います。
実はローカルのカナダ人も苦戦するバンクーバーでの友達作り
先日、Googleさんのおすすめで興味深い記事を発見しました。
バンクーバーでの友達作りに苦戦した経験から、"We Should Be Friends"というイベントを開催するようになった女性のお話です。
彼女は外交的な性格でそれまで問題なく過ごしてきたにも関わらず、バンクーバーではなかなか友達作りがうまくいかずに孤独でした。その悩みをSNSで打ち明けたところ、共感の声が集まり、友達作りのきっかけになるような集まりを作ろうと思ったのだとか。
同じような悩みを持つ人は多かったようで、第1回開催の際には200人あまりが集まり、そのほとんどが1人での参加だったそうです。
とくに印象的だったのは、記事冒頭の言葉でした。
While Vancouver isn't known as a cold place (temperature-wise), it has a reputation for being a cold place (socially).
バンクーバーは気温的には寒い場所ではないが、社交的には冷たい場所で評判だ。
私自身、なかなか交友の輪が広がらず、積極的になれない自分のせいだと思っていたのですが、この記事を読んで必ずしも自分だけの問題でもないのかなと少し気持ちが楽になったのを覚えています。
実際バンクーバーに住んでいる周囲の人の声
私よりも長くバンクーバーに住んでいる周りの人たちにも聞いてみました。
バンクーバーは割と同じ国の人同士で固まっている印象だわ。
同じ都会でもトロントはもっとミックスされている感じ。
彼女は私が通っていた語学学校の先生で、仕事で大人になってからバンクーバーにやってきた方です。トロントに比べて同じ国や人種で固まっており、互いに少し壁がある感じとおっしゃっていたのが印象的でした。
カレッジに入ってからカナダ人の友達を作るのは難しいと感じたよ。授業が終わればみんなすぐに帰ってしまうんだ。
もう1人はカナダの公立カレッジを卒業した中国からの留学生です。彼もカナダ人の友達を作るのは難しかったようで、語学学校時代の友達が支えになるから大事にしろとしきりに言っていました。彼の場合はコロナ禍もあり余計に交流を広げるのが難しかった部分もあると思いますが、なかなか厳しい現実ですよね。
なんでそんなに難しいのか私なりの考察
1つは、単純にバンクーバーが都会であること。地方から東京に出てきた人が、東京の人は冷たいと感じるのと同じようなものですね。逆に、適度な距離感でお互いに干渉しあわず、住み分けができているとも言えそうです。
2つ目は、これは完全に私の勝手な予想ですが、バンクーバーはアジア人人口がかなりの割合を占めていることが大きいのかなと。特に中国系やインド系のコミュニティは強くて、英語が喋れなくても働いて生活できてしまうだけのシステムが完成されています。わざわざお互い交流しなくても生きていける環境が、干渉はしないけど見えない壁がある状況に繋がっているのかもしれません。
留学生はどうやってカナダ人の友達をつくればいいのか
一番いいのは、日本人であることの強みを活かすこと!
私がバンクーバーで思ったのは、日本に興味を持ってくれていたり、日本に行ったことがある人が結構な割合で存在することでした。私が日本人だと知ると、日本語であいさつしてくれる人もいました。
ありがたいことに日本の文化が好きな方や日本語を勉強したい方はそこそこいるので、日本語を教えるボランティアやサークル活動を通じて交流していくのが自然な流れで友達を増やしていけるのではと思います。
同じ趣味の人と繋がれるサイト「Meetup」でも日本関連のイベントは結構見つかります。
これのいいところは、たとえ英語が苦手であっても相手の理解があることと、こちらも逆に日本語や文化などを教えてあげることで気おくれしなくて済むことですね。特に英語に自信が持てないあいだは、相手に気を遣わしているんじゃないかとか考えてしまいがちなので。
1人、2人仲良くなれば、あとは友達の友達というふうに雪だるま式に増えていくはず!
【カナダ留学・移住】個人的に日本から持ってくるといろいろと助かる持ち物ベスト5
長期留学や移住となると、なかなか気軽に日本には帰れる距離ではなくなるので、荷造りにも気を使いますよね。
カナダはよっぽど辺境でなければ、生活に必要なものはほとんど現地で手に入る上に、日本で使っていたものや食材も比較的手に入りやすい方だと思います。
それでも、高品質・低価格に甘やかされた我々日本人にとっては、「このクオリティでこの値段か、、、。」と買う気になれなかったり、「日本で使ってたアレがどうしても手に入らない!」と困ることも。
今回は、私たちの経験に基づき、日本から持ってきてよかったと感じたものをいくつか紹介していきたいと思います。
生理用ナプキン・サニタリーショーツ
生理用ナプキン、もちろんカナダにもあります!
ですが、カナダではタンポンが主流のようで、ナプキンは少しお値段もお高め。この間、一番安いプライベートブランドで24枚300ドル前半くらいで打っているのをスーパーで見かけました。
薄型タイプや敏感肌用となるともっと値が張るので、こだわりがある方は日本からできるだけ持ち込むことをおすすめします。
ナプキン自体は軽くて柔らかいので、中身を取り出してジップロックなどに入れて、荷物の隙間に詰めれば緩衝材代わりにもなり、場所を取らずに大量に持ってくることができますよ。
ちなみにタンポンは種類も多いし値段も日本のものとそこまで変わらないので、タンポン派の方はそこまで心配しなくても大丈夫なはず。
また、日本で売っているような布が二重になっていて、血漏れを防ぐサニタリーショーツはこっちでは見かけません。ナプキンの代わりに経血全部を受け止めてくれる高性能なものは売っているんですけどね。
目薬
日本ではドラッグストアの棚一列分がすべて目薬というくらい種類が豊富ですが、カナダでは種類は多くないし、値段も日本より高いです。
コンタクトレンズ使用者やドライアイで目薬をよく使用される方は日本からいくつか持ってきてもいいかもしれません。
わたしたちは、ドラッグストアで安売りになっているときに大量買いし持ってきましたが、カナダは乾燥気味なのでとても助かっています。
折り畳み傘
コンパクトで軽くて丈夫、そんな夢のような折り畳み傘はこっちには存在しません。持ってきた折り畳み傘が壊れて使い物にならなくなったとき、お店で見つけた折り畳み傘はどれも大きくて結構な重量でした。可愛いデザインなんてもってのほか、ついでにいえば値段もかわいくないです。
ローカルのカナダ人は雨が降っていてもフードで済ませる人も多いですが、軽くて壊れにくい折り畳み傘を一本持っていると安心だと思います。特にバンクーバーの秋から冬にかけては雨ばかりなので使う機会も多いですよ。
爪切り
日本は本当に刃物類の質が高いです。さすがSAMURAIの国!
切れ味はもちろんのこと、切った爪が飛び散らないのが最高です。
特に女性で爪が小さい方は、カナダで売っている爪切りは大きくて切りにくそうなので、忘れずに荷物の隙間に詰め込みましょう!
ガムテープ
ガムテープなんてどこでも売っているだろうと思っているみなさん!
わたしたちも最初はそう思っていたのですが、カナダでは日本で売っているようなガムテープはありません。(日本の100均製品が売っているOOMOMOにもなかった、、、。)
ガムテープよりさらに粘着と強度が強いダクトテープが一般的のようです。
もちろんダクトテープで代用できますが、問題はその値段。ホームセンターでセールになって約10ドルの値札をみたときは、荷造り用の段ボールに封をするだけにこんなに払えるか!となりました。
なんにでも使えるくらい強度がすごいらしいので、それ自体の値段は妥当だとは思うのですが、もうちょっと弱めでいいから安いのも提供してほしいと思ってしまいました。
引っ越しや帰国の際に絶対役に立つので、もし荷物に余裕があるなら、日本のガムテープ1個あるととても便利です。
まとめ
長期滞在の場合は、比較的現地調達のハードルが低いので、究極なんにも持ってこなくてもどうにかなってしまいます。
なので、どれをベスト5に入れるかかなり迷いました。
結果、わたしたちの貧乏性な質が色濃く反映されて、カナダでも買えるけれど日本のほうが安くて高品質といったものばかりランクインしました(笑)