物価高カナダでの生活を乗り切る!知っておきたい生活費節約のコツ
コロナ明けのインフレが影響しているのか、最近はスーパーへ行くたび、「あれ、この商品前はもう少し安かったのに」と思うことが増えました。
また、食品の値上がり以上に深刻なのが、不動産価格の高騰。それにともなって、賃貸物件の家賃もどんどん高くなってます。
庶民の生活が大変なのは、日本もカナダも変わりませんね、、、。
そこで、今回の記事ではチリも積もればなんとやら精神で私たちが実践している節約方法や生活の見直しについて書いていこうと思います。
日常の買い物をよりお得に
PB(プライベートブランド)商品を選ぶ
日本ではイオンの「トップバリュ」が有名なプライベートブランドとして知られていますが、実はカナダのスーパーも独自ブランドを持っています。
PB商品はメーカーの自社ブランドに比べて安価に販売されていることが多いので、お得感を感じやすいのが特徴です。カナダではStore Bland(ストアブランド)と言う呼び方が一般的みたいです。
特に、Real Canadian SuperStore(スーパーストア)やWalmart(ウォルマート)など低価格帯の大きいスーパーでは、複数のプライベートブランドが展開されており、食品から日用品、家電まで幅広くカバーしています。
Real Canadian SuperStore
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No Name:基本どのブランドよりも最安値。食料品メイン。
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PC:No Nameほど安くないが、食品の他に日用品や家電まで幅広く取り揃えている。
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Everyday Essentials:生活雑貨や電化製品が安く手に入る。余計な機能はついていないのでとりあえず生活用品を揃えたい時におすすめ。
Walmart
Safeway・FreshCo
- Compliments:普段は物によっては安いかな?くらいの印象。セールや会員価格のときが狙い目。
ポイントカード・クレジットカードを活用
カナダは日本ほどのポイント大国ではないですが、大手のスーパーだと必ずと言っていいほど、ポイントがついたり特定の商品が安く買えたりする制度があります。
いずれもアプリから無料で会員登録できるので手軽に始められますよ!
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PC Optimum:Real Canadian Super Store、No Flils、Shoppers Drug Martなど複数のお店で使えます。週ごとにポイントがつく商品が代わり、10,000ポイント貯まると10ドルの割引になります。10,000ポイントと聞くと果てしない感じに思えますが、1商品に200〜400ポイントついたりするので割とすぐに到達すると思います。
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Scene+:SafewayやFreshCoなどのスーパーで使えます。こちらはポイントと会員割引がミックスされた制度になっています。
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London Drug:1ドルごとに10ポイント貯まり、5000ポイントで5ドルのクーポン券がもらえます。それ以外にも誕生日月に割引クーポンがもらえます。
また、今後もカナダに住む予定でクレジットカードをまだ持っていない方は、ポイント還元でお得になるのはもちろんのこと、クレジットヒストリーの観点でも早めに作ったほうがよいでしょう。
私はTDバンクの口座を持っているのですが、窓口のスタッフに「クレジットカード作らない?」と声をかけてもらい、カナダで1枚目のカードを手にすることができました。
初めてのクレジットカードは審査が通るか心配な方も多いと思いますが、銀行のクレジットカードは特別オファーがあったりと比較的審査が緩いものもあるので、相談してみてもいいかもしれません。
消費税の仕組みを知る
カナダの消費税の仕組みは複雑で、州によって異なる部分もあるのですが、基本的には生活必需品や生きていく上で必須サービスは非課税です。
スーパーで買い物したときに、野菜やお肉などの生鮮食品に消費税がかからないのをご存知の方は多いのでしょうか。
ところがどっこい、実は加工食品に対しても消費税がかかるかかからないかの線引きってとっても細かく決められているんです。
同じカテゴリの商品だとしても量や含まれている成分の割合によって、課税されたりされなかったりするんですよ。
1回の買い物で支払う消費税は微々たるものではありますが、州によっては10%以上課税されたりと意外と侮れない存在です。特に食料品に関しては購入頻度も高いので、ざっくりとでも頭に入っていれば、節約につながるかなと思います。
※日本だと税抜・税込表示でわかりやすいのですが、こちらのスーパーだと課税対象かどうかも書いていないんですよね。
非常にややこしいので、ここでは購入する機会の多い食品についてざっくりまとめました。
- 生鮮食品(野菜・果物・肉・鮮魚など)
- 乳製品
- たまご
- 朝食用シリアル・食パンなど甘くないパン
- 焼き菓子・菓子パン ※6個以上
- アイスクリーム ※500ml以上
- 野菜ジュース・フルーツジュース ※果汁25%以上&600ml以上
- 惣菜
- お菓子(チョコレート・ポテトチップスなど)
- 焼き菓子・菓子パン ※5個以下
- アイスクリーム ※500ml未満
- 果汁25%未満の野菜ジュース・フルーツジュース
- アルコール・炭酸飲料
Liquidation Storeの利用
日本で言うと、ディスカウントストアみたいな感じでしょうか。
賞味期限が近い(切れてるものもある)加工食品や他のお店で売れ残った商品を通常よりかなり安い値段で販売しています。
他のお店の売れ残りを集めたとはいえ、一応新品ではあるので、中古に抵抗がある方にもおすすめです。
私が愛用しているBianca Amors' Liquidation Storeはアルバータ州を中心に展開している会社ですが、BC州やマニトバ州、サスカチュワン州にもあるそうなのでよかったら覗いてみてくださいね。
私が知っているのは上記のお店だけなのですが、「Liquidation Store」で検索すればいろいろと似たようなお店が出てくるはず。
宝探しの感覚で、掘り出し物をゲットできたりするので割と楽しいです(笑)
固定費の見直し
意外とバカにならないのが、携帯やインターネット料金などの固定費。
これから契約される方は、日々新しいプランや期間限定クーポンなどお得に契約できるチャンスが転がっているので、よくよく調べてから契約することをおすすめします。
すでにどこかで契約済みの方も、引っ越しなどのタイミングでプランを見直したり安い他社に乗り換えることで大きな節約につながります。
特にインターネット料金は会社によって大きく料金プランが異なるので、高いなぁと感じている場合は乗り換えたほうが早いかもしれません。
私が現在契約中のOXIO(オキシオ)は大手プロバイダーのおよそ半額で使い放題というコスパの良いインターネットプロバイダーです。
これから契約したい方も乗り換えを考えている方にもおすすめなので、興味のある方はこちらの記事も是非ご一読ください。
行政サービス・援助の利用も考える
特に留学生やワーホリなど一時滞在だと、公的支援を利用するのは躊躇われるという方も多いと思います。
もちろん、なるべくお金に困らないように用意しておくことが大前提ですが、どうしたって予想できない出来事は起こります。
例えば、急激な円安・予想を上回る家賃の高騰・経済の悪化による失業etc.はもうどうすることもできません。
永住権や市民権を持っていなくても、対象となる支援もたくさんあるので調べてみてください。
具体例を挙げると、私が住んでいるカルガリーでは、行政が低所得者や高齢者向けにバスや電車の交通費や公共の施設利用費が安くなるプログラムを実施しています。
収入要件に見合っていればカナダ人であろうが就労ビザで滞在している人であろうが関係なく申し込めるので、働き始めて収入が安定しない時にとても助かりました。
もちろん不正に利用するのはもってのほかですが、正しい手続きを踏んで正式に認められたのであれば、困ったときにこのような支援を受けることは何ら問題ないと思います。