前回、カルガリーの公共交通機関について詳しく解説した記事を出したのですが、思った以上に内容がボリューミーになってしまってすべて書ききれなかったんですよね、、、。
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というわけで、今回は前回の記事に収まりきらなかった、安い値段で公共交通機関を利用できる低所得者向けプログラム(Fair Entry Program)について書いていきたいと思います。
要件に当てはまれば、留学生やワーキングホリデーなどの一時滞在者も利用できるので、収入が安定せずに生活が苦しいという方は利用してみてはいかがでしょうか。
Fair Entry Programとは
これはカルガリー市が運営している低所得者向けの家計援助プログラムで、一定の年収要件に当てはまると支援を受けることができます。
コミュニティセンターのジムやプール利用料が安くなったり、シニア向けの家のメンテナンスサポートなどいろいろあり、その中に公共交通機関(カルガリートランジット)を低価格で利用できるプログラムも含まれています。
「Calgary Transit Low Income Transit Pass Program」といい、収入に応じた値段設定がされており、通常より安く定期券を購入することができるシステムになっています。
値段の区分はBandA、B、Cの3パターンあり、収入によって振り分けられるみたいですが、実際どの区分になるかは申請結果が出るまでわかりません。
| 2023年度 | |
|---|---|
| Band A | $5.60/月 |
| Band B | $39.00/月 |
| Band C | $56.00/月 |
とはいえ、一番割引率が低いBandCに区分されたとしても、通常の定期券の値段が100ドル越えなのを踏まえれば十分恩恵は受けれていると思います。
※値段設定は年々改定されているので、最新の情報は公式ページでご確認ください。
Fair Entry Program申し込み条件と必要書類
Fair Entry Programはあくまで低所得者向けの支援なので、誰もかれもが申し込めるわけではなく、一定の収入以下であることが第一条件です。
まずは、申し込みする前に自分の収入が要件に当てはまっているか確認してください。
※詳しくはFair Entry公式ページ内、申請フォームに記載されています。

また、申請に必要な書類もいくつかあるので、事前に準備しておくとスムーズです。
- Fair Entry Application Form(申請フォーム)
- Proof of Income(収入証明)
- ID (身分証明)
- Proof of Calgary Address (住所証明)
申請フォームは公式ページからダウンロードもできますし、申請窓口で受け取ることもできます。
収入証明は前年度タックスファイリングを行っているのであれば、その際にもらったNotice of Assesmentの書類を持って行くのが一番手っ取り早いです。
もし、カナダに来て間もなかったりでNotice of Assesmentがない場合でも、ソーシャルワーカーからのレターで代用することもできます。(詳しくは後述)
住所証明は賃貸契約する際にもらう契約書や30日以内に届いた行政からの手紙や電気料金等の明細書、アルバータ州の運転免許証などのコピーで大丈夫です。
また、夫婦など家計を共にする家族がいる場合は、人数分の身分証明や収入証明を提出する必要があります。
ソーシャルワーカーのレターはどうもらう?
Notice of Assesmentで収入証明ができない人もソーシャルワーカーから「この人低収入ですよ~」という書類をもらうことでFair Entryの申請ができる救済措置があります。
CCIS(Calgary Catholic Immigration Society)という移民や難民の支援をしているNPO団体に、Fair Entryに申し込むためのレターが欲しい旨をメールで問い合わせると、手続きを行ってくれます。
私の時はコロナ禍というのもあり、全てメールでのやりとりで完了しました。
ソーシャルワーカーにレターを書いてもらうためにはいくつか書類を用意する必要があります。
-
Intake Form(CCISから受け取る申請フォーム)
-
現在の持っているビザのコピー
-
Bank Statement(残高証明)
-
Proof of Address(住所証明)
-
Pay Slip(給与明細)※働いていれば
ちなみにソーシャルワーカーからのレターの有効期限は30日以内なので、手に入ったら忘れずに早めにFair Entryの申し込み手続きを行ってください。
また、このレターはあくまで救済措置なので、何回でも利用できるわけではないそうです。
次年度以降もFair Entryを利用するかもしれない人はタックスファイリングを忘れずに。
たとえ学生で働いていない場合も、SINナンバーさえあれば収入0でも申告できるので。
Fair Entry Program申請方法
申請方法はオンライン申請、郵送、FAX、窓口申請の4つの手段があります。
直接出向く時間がない人はオンライン申請が便利ですが、申請に際して何か質問があったり用意した書類に自信がない人は窓口で職員に聞きながら行った方が安心だと思います。
窓口はいくつかありますが、私はダウンタウン内の図書館の向かい側にあるMunicipal Buildingで手続きをしました。

3階に窓口があり、階段を上ってすぐ左手に看板が見えるので迷うことなくたどり着けます。

時間帯によっては混んでいて長く待たされるので、時間に余裕をもって出かけることをおすすめします。
無事に申請が通ると、以下のような書類を手渡されます。

紙切れ一枚ですが、これが申請に通ったという証になるので期限が切れるまで大事に保管しておきましょう。
定期券の購入方法
Fair Entry加入者向けの定期券は、オンライン購入の他に、4つの窓口で直接購入することができます。
直接購入の場合は、購入の際に写真付きの身分証明書が必要です。
- オンライン購入
- クレジットカードもしくはデビッドカードのみ
- Center Street Cusotomer Service Senter
- 現金・クレジットカード・デビッドカード
- Bow Parkade Customer Service Center
- 現金・クレジットカード・デビッドカード
- City Cashiers (Municiapal Building3階)
- 現金もしくはデビッドカードのみ
- Villege Square Leisure Center
- 現金・クレジットカード・デビッドカード
毎月定期券購入のために、指定の場所まで行くのが大変な場合はオンラインでの購入も可能です。

低所得者用の定期券はMy IDにログインしないと購入できないようになっているので、会員でない方は登録しましょう。


初回購入時は登録作業が必要なので、Manage My Passesをクリック。

申請が通ったときにもらった書類に記載されているSAMS IDと郵便番号を記入。
記入した情報があっていれば、登録完了で定期券を購入することができます。
私の場合は購入からおよそ10日前後で家に郵送されてきました。

低所得者用の定期券は一般購入とデザインが違うのかな?と思いきや、傍目で見た感じは全く一緒でした。
まとめ
カルガリーはありがたいことに低所得者の支援制度が充実していて、永住権や市民権を持っていない人も要件を満たせばFair Entry Programを利用することができます。
海外での生活は当初の想定通りにいかない部分も多く、ひょんなことから生活に行き詰まることも十分にあり得ます。
そんなときに利用できる支援があるのはとても心強いですよね。
私も将来的に今度は支える側になれるように頑張ろうと思いました。



















留学先の国と学校名を記入。







